こんにちは保健師です 健康コラム 第2回 脳卒中(脳血管障害) ~その症状と予防~ 秋も深まり、だんだんと寒くなってきました。冬になると、家の中でもトイレや脱衣場など、場所によって寒暖の差がでてきます。気温の変化とともに気をつけたいのが「脳卒中」です。 今月は、脳卒中について考えてみましょう。 脳卒中ってどんな病気? 脳卒中とは、脳に酸素や栄養を送っている脳の血管が破れたり(脳内出血)、詰まる(脳梗塞)などし、血液が脳の先まで行かない状態や、脳血管の一部が壊死する障害で、脳の働きに支障を生じることによって起こる脳血管障害です。 こんな症状は要注意 次のような症状が、突然起こった場合には、脳卒中の初期症状かもしれません。 ・片方の手や足がしびれたり、感覚がにぶい ・めまいがしたり、ふらふらして歩きにくい ・手や足に力が入らない ・箸や茶碗を落とす ・相手の話す言葉が理解できない ・ろれつがまわらない ・片眼が見えにくい ・激しい頭痛がする ・表情がゆがむ また、脳卒中は、意識を失うこともありますが、そうでない場合も多くあります。家族や周囲の人が、どこかいつもと様子が違うと思ったら、早めに専門医に診てもらいましょう。 あなたは大丈夫? 脳卒中にかからないためには、「定期的な健康チェック」と「生活習慣の改善」が大切です。 ■こんな人は要注意 ・血圧が高い ・糖尿病がある ・タバコを吸っている ・不整脈がある ・お酒をたくさん飲む ・水分を控えることがある ・肥満がある 食生活を見直そう ①控えましょう、残しましょう!「塩分」 ・漬物は浅漬けにしましょう。 ・干物や練り製品は控えましょう。(塩鮭、ちくわ、かまぼこ、はんぺん など) ・汁物は具だくさんで、ラーメンやうどん、そばの汁は残しましょう。 ②取ってますか?「タンパク質」 ・植物性タンパク質(納豆・豆腐)と動物性タンパク質(魚・肉・卵・牛乳)をバランスよく取りましょう。 ・肉は血管を丈夫にする良質のタンパク質を含んでいます。赤身を選んで食べましょう。 ③野菜と果物は「食物繊維」と「カリウム」がたっぷり! ・「食物繊維」は、便通を整えたり、糖の吸収を抑えるなどの働きをしています。 ・「カリウム」は脳卒中の大敵である体内の余分な「塩分」を排出する役割をしています。 ■調理のためのワンポイント ・薬味や香辛料(シソ、レモン、ユズ、トウガラシ)などで風味付けを。 ・野菜はゆでるより、ラップで包み、レンジで熱を加えると、「カリウム」も効果的に摂取できます。 ひと口メモ 日本人の三大死因のひとつである脳卒中。高齢者が、要介護や寝たきりになる最大の原因となっている病気です。 脳卒中の症状が出た場合、仮におさまったからといって放置するのは危険です。すぐに専門医の診察を受けてください。対応の遅れは、命にかかわるとともに、深刻な後遺症を残すことになります。 また、これからの時期の脳卒中予防は、寒さ対策が重要です。家庭では、トイレや脱衣場、廊下などを暖めてください。また、入浴時は一番風呂を避け、バスルームを暖めおき、急に熱いお湯に入らないようにしましょう。 外出時は、コートはもちろん、帽子、マフラー、手袋など防寒具を身につけ、体を冷やさないようにしましょう。 |
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